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予防歯科
お口の健康が身体の健康につながっていることを多くの方に知ってほしい
予防歯科とは、ムシ歯などになってからの治療ではなく、なる前 の予防を大切にすることです。
歯とお口の健康を積極的に守るため、歯科医院などでのケアと、歯科医や歯科衛生士の指導に基づいた毎日の「セルフケア」の両方で、「予防歯科」を実践しましょう。そのためにも、歯科医院での定期的な健診が大切です。
予防歯科をお勧めしたい方

虫歯や歯周病を防ぎたい方
歯ぐきが後退している方
口臭が気になる方や指摘された方
ちゃんと歯磨きをしているのに虫歯になってしまう方
残っている歯が多いほど、医療費は少なくなる
患者さんからすると「残っている歯の本数が多いと、なぜ病気になりにくいの?」と疑問を感じると思いますが、お口の健康と身体の健康には密接な関係があります。
近年、歯を失う一番の原因は「歯周病」と言われていますが、歯周病は脳卒中、狭心症、糖尿病、アルツハイマー病、心筋梗塞などの病気との関連性が報告されるようになっています。
お口の健康を維持することで病気とは縁が なくなり、結果的に身体の健康も維持できる可能性が高まるということです。

認知症のリスクを減らしたい

歯の残存本数が少ない人ほど、脳の海馬や前頭葉の容積が小さくなり、認知症のリスクが高まることが分かってきています。これは食事の内容が重要になっています。
歯がほとんど残っていない方は麺類やおかゆなど、噛む必要のないほどやわらかい炭水化物が中心の食生活になりがちです。
噛まない食事は脳に伝わる刺激が少なくなるため、脳への血流が減って脳の機能が衰え、認知症を発症しやすくなるという報告もされています。
このような点から、自分の歯でしっかりと噛めるということは、とても重要なことなのです。
80歳でも20本の歯を保つために
予防歯科が浸透している国では、80歳の方であっても20本の歯を保っているケースが数多くあります。しかし日 本では、80歳の方は平均で8本しか残ってないのが現状です。
歯は一度削ってしまうと元に戻らないうえ、治療を重ねるたびにどんどん削る量が増えていきます。歯を長持ちさせるためには、まずは虫歯にならないように予防することと、治療した歯はしっかりとしたメンテナンスで再治療をなるべく防ぐことが重要です。

「家族単位」で予防歯科

一人一人の予防も大切ですが「家族単位」の予防が重要になります。虫歯や歯周病は「感染症」であるため、家族間のスキンシップを通じて伝染するケースがあるからです。
また小さなうちから歯みがきの習慣をつけたり、歯の重要性を意識することも大切です。
家族のお口の健康は、家族みんなで取り組むことで成果を上げることができます。
歯の健康は体の健康でもあります
歯が健康でなければ食べ物をしっかり噛めず、栄養 吸収の妨げや免疫力が低下して体全体の健康が損なわれ、さまざまな病気を引き起こす可能性があります。
予防歯科は、大切な歯を虫歯や歯周病から守るための「予防」が中心の治療です。
毎日しっかり歯を磨いていても、汚れを完全に取り除くことはなかなかできません。
定期的にクリニックに通いお手入れすることで、お口の中の状態を知り、健康な状態を維持することができます。
自分の歯で生涯健康な食生活を送るために、予防歯科によって大切な歯を守っていきましょう。
